道明寺粉の袋の裏に、「おはぎの作り方」。レンジでチン♪と蒸し器で蒸し上げるの二種類。多少の差はあれ、できあがるものは変わらない。
急いでいるわけでもないので、何となく蒸し器にしてみる。水を入れて火にかけると、だんだん「シュンシュン」という音とともに蒸気が上がってきた。
機関車のように蒸気が天井に吹きあがり、台所もだんだん暖かくなってくる。茹でる時には感じられない高揚感がふつふつと。
タイマーが鳴り、ふたをパッと取ると煙の中からつやつやの食材が目に入ってにやにやしてしまう。
忙しい時はレンチンがありがたいのだけれど、蒸し器からしか感じられないものもあるよね、と思えた時間でした。